電子書籍ストアもいろいろなサービスが増えてきました。
各社しのぎを削っていますが、そんな中で「このサービスを実装したら有利なんじゃね?」というお話。
親子で電子書籍を共有したり、プレゼントできたらいいな、という仕組みです。
まあ「ぼくがかんがえたさいきょうの電子書籍ストア」レベルなので、気軽にお読みください。
電子書籍ストアの機能への不満
電子書籍って、
- 保管場所を取らない
- その場ですぐ買える
- セール・ポイント還元がある
などいろいろメリットがあって、すごく重宝しています。
ですが最近特に不満なのが、個人レベルでしか使えないところ。
紙書籍と異なり、自分が読んだ本を家族に貸したり、または子供に本をプレゼントしてあげたりできない、というところがもどかしい。
(※ググってみたところ、米国のKindleではファミリー向けのサービスもあるようです。)
例えば親の立場だったら、
- 子供が読みたい本を買ってあげる
- 自分が読んでおもしろかった本を勧めたい(貸したい)
などのケースがありますが、現状の電子書籍ではそれができない。
紙の本で買えばいいのかもしれないけれど、それだとメリットが享受できない。あくまでも電子書籍でしたいのです。
具体例
念のため補足で書いておくと、親の思想を子供に押し付けよう、という話ではありません。
具体例を挙げると、ある本を読みたいけれど支払能力のない子供と、その本だったら買ってあげてもいいという親。両者の思惑が一致するケース。
例えば漫画版「日本の歴史」のような本を子供が読みたい場合。全巻買うとそこそこのお値段がするけど、勉強にもなるから買ってもいいか、みたいな。
こういう時、書籍代を親が出して(クレカ払いして)子供のアカウントに本を追加できる、という機能があったら便利だと思うのです。
ストアに実装して欲しい機能
もちろん端末ごと貸すといった方法もありますが、実際問題、年齢的に不適切なコンテンツもあったりして、共有が難しい部分もあります。
というわけで現状、パーソナルな性格の強い電子書籍ストア。ユーザーとしては、こんな機能が実装されれば便利かなぁ、と。
- 親子アカウント作成(親と子供の紐づけ)
- 親アカが子アカに本を贈れる
- 子アカが親アカに本をリクエストできる
- 親アカが子アカの支払いができる
まあ子アカが親アカから迷惑な本を贈られる、なんてこともあるわけですが(笑)。まあそれは別の話として。
また子アカにはいくらかの制限を付けるのがいいでしょう(悪用される場合もあるので)。
- 年齢制限のある本は閲覧できない
- 購入はできない、もしくは制限を付けられる
など。
また読書アカウントはあくまでもパーソナルなものなので、例えば15歳になったら親アカウントとの紐づけ解除を選択できると、より健全でしょう。
ストア側のメリット
言うまでもないのですが、ストア側にもメリットがあります。
- 買い物をしてもらいやすくなる
- 囲い込みができる
これは携帯電話の家族割と同じ理屈ですね。親子で契約した回線は、独立したあとも継続して使ってもらえる確率が高まります。
問題点
しかし親子共有サービスに関しては、いろいろと問題点も浮かびます。パッと思いつくところでは、
- 親子確認をするかどうか(無関係の第三者に利用されないよう)
- 子アカウントをいくつまで作れるようにするか
- 子アカウントの保護をどうするか(親アカウントから一方的に消されないよう)
などでしょうか。
実際にはサービス側のさじ加減次第ではありますが。
まとめ
というわけで、「ぼくがかんがえたさいきょうの電子書籍ストア」レベルの話ではありますが、電子書籍ストアが親子共有サービスを実装すると便利だし、他のストアより優位になるんじゃない?というお話でした。
まあ実際、親にオススメされた本なんて子供は読まないことが多いんですけどね(両方の立場から経験済み)。それはまた別のお話。
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